黒田福美さんが語る「慶尚南道の旅」

恒例となった韓国観光公社福岡支店の韓国旅行セミナー。10月23日は俳優、エッセイストである黒田福美さんが、福岡からのアクセス抜群で美と健康、グルメが充実した慶尚南道の旅について話をした。
30年以上韓国への往来を続けてきた黒田さんが勧めるのは地方への旅。ただその時にネックになるのが言葉と荷物ということで、それを解決する方法を教えてくれた。
釜山からは地方都市に行きやすいので、最初に釜山に入る。そこで、初日に釜山でやりたいこと、例えば、買い物、エステ、カフェ巡りなどをする。宿に大きな荷物は預け、軽いリュックに最低限の荷物を詰めて地方へ向かう。大事なのは荷物は少なくても、身支度はきちんとすること。やはり、何かの時に親切にしてもらえるからと^_^
黒田さんは重くなりがちの化粧品をなるべく軽くする工夫をしていて、アイシャドウ、口紅などは1枚のパレットに納めている。首からペンを下げ、自然の中に行くことも増えるので手袋も不可欠だという。
言語の問題で助けになるのが、現地で困った時、日本語でいろいろな質問ができるアプリ。
1330KoreaTravelHotline
これを登録しておくと、自分がいる所の近くにある宿や食堂の場所、タクシーを利用するときに事前にだいたいの 利用料金や時間などを聞いたりできて、心強い。実際に会場で黒田さんが電話をかけて試してみた。その時は、いま、担当言語のものがいないのでお待ちください、という回答があり、後で電話がかかってきていた。
旅の達人だからか、宿は決めずに地方へ行き、wifiルーターも借りないそう。 
続いては、観光スポットの魅力について。美しく豊かな海に面したヨスは食べ物が美味しい町。韓国の人々が退職後に住みたい場所NO.1のチリ山のふもとはハイキングコースも多く、気が強いエリアだそうだ。
また、儒教や仏教を通じて育まれて来た優れた文化をぜひ見て欲しいという。エリア付近には、トンド寺、海印寺、松広寺という三大名刹がある。 
テンプルステイができると場所もあるので体験してみてくださいと。
何かを見物するだけでなく、そこに行き着くまでに起こる様々なことを楽しむこと、人情に触れることが旅の醍醐味だと思います、と話を締めくくった。聞き取りやすい声と簡潔な内容の話で、あっという間の1時間半だった。

Uri-labo editors

Uriとは韓国語で「わたしたち」。 各メディア誌で編集・ライティング経験を積んだ 「わたしたち」4人が「わたしたち」のフィルターを通して 九州・福岡の様々な情報を発信します。 グローバルな偏愛視点がわたしたちの「ウリ」。 お仕事の依頼はお気軽にメールください。 お問合せはurilaboyoko@gmail.com

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