慶尚北道のスペシャリストが観光の魅力を伝授!
5月28日、韓国観光公社福岡支社で、慶尚北道の観光の魅力についての講演会が開催された。慶尚北道は世界遺産がある慶州や安東をはじめ、歴史・文化の見どころが多い地域。慶尚北道広報大使を務める韓麻木(かんあさき)さんと加来紗緒里(かくさおり)さんの2人が慶尚北道の魅力を語った。
第1部では、韓国ライター、編集者の韓麻木さんが「はじめての慶尚北道」と題し、慶尚北道への具体的なアクセス方法や旅のルートなどを紹介した。
■釜山、ソウル、大邱&安東の3箇所を拠点に!
①釜山拠点コース(初級)→釜山旅に+1泊2日。KTXに乗って慶州&ポハンへ。
②ソウル拠点コース(初級)→ソウル旅に+1泊2泊。汽車なら安東・栄州、バスなら聞慶へ。
③大邱&安東拠点コース(上級)→慶尚北道の各地域に通じるバスがあるため、どこへもアクセスOK。
これらをさらに詳しく案内し、「地方で巡る場合はバスの便も少ないので、タクシーを1日貸し切る方がいい。例えば、ポハンで1日借りると12万W〜15万W」と、最新の情報も。他にも各エリアのオススメ観光スポットやグルメの紹介に、地方大好きな参加者も満足の様子だった。
最後に安東に残る最高級の織物「安東布(あんどんぽ)」に触れ、「1反作るのに1年かかる布。後継者の問題でこの先、どのくらい続くか心配です。今のうちに見ておいてください」と熱く語った。
第2部は韓国コスメ研究家でコスメライターでもある加来紗緒里さんが登場。約5年間の慶州生活を経験して感じていた「知られざる慶州の魅力」について話した。
初めて訪れるなら仏国寺、ソックラン、東宮と月池となるが、それだけではない魅力がいっぱいの慶州。その例としてあげたのが「国道35号線沿いのローカル慶州」だ。慶州の市内バス・高速バスターミナルから500番台のバスを利用し、三陵古墳や松林、ここでしか食べられない店を巡る旅。
スリメの料理
なかでもオススメの店は、エゴマ粉が入ったトロミのあるスープが特徴の「三陵故郷カルグクス」、韓国風刺身丼の名店「龍山刺身食堂」、本格的宮廷料理が味わえる「スリメ」などなど。聞いていると直ぐにでも食べに行きたくなる!
ちなみに、最新情報として、以前は占いの店などが多かったエリアが「皇理団(ファンリダン)キル」となり、カフェや雑貨屋さんなど、新しい感覚の店が増えていると紹介。こういった○○キルは全国に広がり、地方でも見られるようになっているそうだ。
地方都市への関心がますます膨らんでいった。
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