全羅道には美味しいものがいっぱい。
3月15日、韓国観光公社福岡支社で、
コリアン・フード・コラムリスト八田靖史さんのトークイベントがあった。
内容は韓国南西部の全羅道の食の魅力について。
これまで韓国全土で1500軒以上食べ歩いた経験をもとに、それぞれの地方の歴史や地理、交通、産業といった食の背景を織り込みながら美味しい料理や食材について語った。
会場を埋めた100人近い人々が垂涎の思いで話に聞き入っていた。
↑八田氏、話うますぎ!みんな引き込まれていました!
全羅北道の道庁所在地である全州(チョンジュ)の名物料理といえばビビンバ。その特徴は20種類以上の食材を使っていること。全羅北道一帯の食材が集まる交通の要所だからこその味だという。一口一口食べるたびに違う味が楽しめるという話にも納得した。
↑全州ビビンパ
ほかにヤカンのマッコリを頼むと“オマケ”に料理がズラリと並ぶマッコリ専門店居酒屋や、中にビビンバが入ったコロッケなど、気になるものがいっぱい。
↑ビビンパ入りコロッケとはビックリ‼️
全羅北道の第3の都市、群山(クンサン)は日本統治時代に米の輸出港だったので日本人の数の方が多い時代もあったそうで、日本建築の寺や家が残っている。カンジャンケジャンが有名だが、ほかにも韓国で最も古いベーカリーや歴史のあるホットク専門店もある。
↑「ご飯泥棒」と言われるカンジャンケジャン
八田さんが何を食べても美味しいというのは麗水(ヨス)。
なかでも、ポンポン船に乗って食べに行くハモの刺身は一番だそう。タマネギにのせてコチュジャンを添える。韓国流食べ方にも心惹かれる。
↑甘い新玉ねぎにハモの刺身、コチュジャン、青唐辛子を乗せていただくと最高に美味いらしい!
ほかにも食べたくなったのは、扶安(プアン)のアサリのお粥、ワカメや昆布の名産地で養殖されるワンドのアワビ、霊光(ヨングァン)のクルビなど。
ここでご紹介したのは講演の中の一部。
アクセスはちょっと大変だが、苦労しても行ってみたいほど、美味しいものが豊富なエリアだ。
全羅道以外のエリアについての八田さんの話を聞いてみたいものだ。
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