韓紙工芸を通して韓国とつながる


私の周りには様々な形で韓国とつながっている人々がいる。今回、釜山を訪ねたのもそんな活動をしている友人が参加する展示会「古現韓紙工芸展〜生活の中の韓紙」を見るためだった。
※韓紙工芸 とは: 韓国伝統の紙、韓紙(はんじ)を使った工芸。

髙田久美子さんは福岡にいた9年前に韓紙工芸に出会って勉強を続け、今は東京で韓紙さらん東京教室を主宰している。
さらなる技術向上を目指した彼女は2016年から釜山の中洞にあるチョンケィファ先生の工房で勉強するようになった。共に作品作りをする作家さんたちの温かい励ましを受けながら新たな作品に挑戦。今回の展示会については、貴重な体験になるのではと思い、思い切ってメンバーに加わった。
唐草模様の机(上)、色糸の収納箱(下)

オープニングセレモニーに来賓として来られていた釜山市美術生活文化連合会のキムジョンシン会長は「朝鮮時代から続く伝統文化である韓紙工芸を日本の方がこのように一生懸命されていることに感銘を受け、嬉しく思っています」とコメントされていた。ハングルが滑らかに話せる訳ではないというが、韓国人の親友や仲間の手助けで意思の疎通はできるのだという。これからもますます韓紙工芸を通して交流が進んでいくことだろう。

Uri-labo editors

Uriとは韓国語で「わたしたち」。 各メディア誌で編集・ライティング経験を積んだ 「わたしたち」4人が「わたしたち」のフィルターを通して 九州・福岡の様々な情報を発信します。 グローバルな偏愛視点がわたしたちの「ウリ」。 お仕事の依頼はお気軽にメールください。 お問合せはurilaboyoko@gmail.com

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